私はここ数年、泥臭い会社・組織を創りたいと考えています。
第1回目でもお伝えしたように、ITの普及により会社経営においても、人が行っていた業務、または人では行い得なかった業務をIT技術が肩代わりしています。しかし、IT化、デジタル化したくても出来ないもの、置きかえられないものがあります。それは、ダントツに飛びぬけた職人技や、いわゆる天才と言われるような神がかり的な領域といったある意味特殊なものと、アナログだから価値があるもの、アナログでしか出来ないこと、という領域が必ず残ります。世の中が更に進化した時には、そういったアナログな思考を理解し実践している『アナログな会社』ほど、付加価値が一層増すのではないかと思っています。
そして、そんな会社・組織を創るにあたり、私がこだわってきたことは『何をするかではなく、誰とするか』ということです。創業以来ずっとこだわり続けてきましたし、これからもこだわって行くでしょう。
みなさんは、今、何にこだわりを持って働いていますか?会社の規模、顧客、事業内容、報酬条件、福利厚生等々、それは各々大切なことですし、無視できることではないと思います。しかし、それよりもこだわりを持つべきものはないでしょうか?
人生の半分以上の時間は仕事を通して過ごす、と言われています。私は、その人生の半分以上の時間を費やす中で、「どんな仕事なのか」や「どんな会社なのか」ということよりも、「どんな人たちと、どんな想いで時間を費やすのか」が大切だと思っています。会社の人生も就業人生も、楽に、簡単に、一筋縄でいくものではありません。共に頑張り、悩み、苦労し、そして達成し、喜び、感動し、また小さな喜びをも大きな喜びと感じ合え、分かち合える、そんな人たちと貴重な時間というものを費やすべきだと考えています。
このコラムの連載を通して、人にしかできない『アナログな泥臭い経営』におけるキーワードをお伝えしてきました。そういった会社がますます輝く時代だと考えている、ということもありますが、何より、経営者として1つの想いがあるからです。それは、会社の仲間から「一緒に働けて良かった」という言葉を何人から聞けるか、言ってもらえるか、ということです。ただその一言のために、今後の就業人生を精進していきます。
みなさんにも、人にしかできないこと、人だからできることの価値を改めて見つめ直してもらいたいと思います。
これからみなさんは、どんな道を創り、どんな足跡を残し、どんなヒストリーを刻みますか?
そして、その道を誰と創りますか?誰と創りたいですか?
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